アンゴジの感謝と謙虚を忘れない。

感謝と謙虚がとても大事だとおもいます

放浪息子について

放浪息子 15 (BEAM COMIX)

コミックビームで連載していた
放浪息子


正直、まだまだ続くもんだと思っていました。

なぜなら、この話はゆっくりゆーくり進んでいて、終わりが想像つかなかったからです。
(例えばワンピースならワンピース見つけたら終わりそうな…そんな想像ができませんでした。)


本屋で見つけ、急いでそ読み終えましたが、とても、とてもよかったと思います。

「ああ、とても良い終わりかただ
…んん、はじまりか…」

というのが率直な感想です。


このマンガと出会ったのは、おそらく、東京の御茶ノ水丸善だと思う。
ということは、七年か八年前ぐらいか…



このマンガは、
女の子になりたい男の子「二鳥修一」と、
男の子になりたい女の子「高槻よしの」を中心にした、
少年少女の、男の子とは、女の子とはを考え、いろいろ錯綜し、まさに放浪する物語だ…





確かにそうなんだけど、
そんな簡単に言い当てられ語れるるものではないと思う。  

なんというか、ただ読んだり、見たりするマンガではなく、
少ないセリフと、

広々としたコマ割り、

登場人物の表情を自分の中に取り込んで、 

考えて閃いて、

いや待てよとまた考えて、

そういうことなのかなぁとおもい、

巡らせるマンガではないか。
読む人の人生経験が多分に投影され、さらに影響されるマンガ…
  
なんというか、
「しろいものがたり」
と思う…
 
自分でもなに言ってるかわからないけど、ただ、とてもよかった。 

大好きです。  


最終巻の表紙もとてもいい。もう、
どう表現したらいいかわからないけどとてもいい。

もう、作者の志村貴子さんはすごい。
そして、帯のことば
「ぼくたちの、きせき。」

もまた、言い得て妙ってやつだと思います。
 



初回限定には同じ作者の「青い花」というマンガとの書き下ろしコラボペーパーもついていて、思わずそっちも買ってしまいました。
青い花の登場人物と共に仲良さげに描かれた二鳥君たちはいい感じです。

青い花は途中までしか読んでないけど、読もうと思います。





ほんとうに志村貴子さん、ありがとうございます。

大好きなマンガです。